【20年4Q決算:プラグ・パワー】PLUG決算ミスで大参事

めーめーおじさんです。

私の最大保有銘柄であるPLUG(プラグパワー)ですが、2月25日に発表になった決算が歴史に残るのではないかというぐらい酷い決算でしたwww

株価も爆下げで前日比-13.6%という有様です。1月26日には73.18ドルまで株価が上昇した時と比べると、なんと-40.8%という凄まじい下げとなっています。

当然高値で掴んでしまった投資家は、PLUGを信じて塩漬けにするか、もしくは損切するしかない状況に追い込まれているのではないでしょうか。

さて、肝心の決算内容ですが、

・売上高-3.16億ドル 予想×
・EPS-1.13ドル 予想×

と、EPSが予想よりも大幅にマイナスになった以上に、『売上高がマイナス』というネガティブサプライズが発生しましたwww

っていうか、会計についてはほぼ知識がゼロの私ですが、流石に売上高がマイナスというのは意味不明です。

決算資料1ページ目には、

As previously announced, reported revenue and results were negatively impacted by certain costs of $456 million recorded in the fourth quarter, the majority being non-cash charges related to the accelerated vesting of a customer’s remaining warrants. Given the expenses for this customer program have been fully expensed, the Company’s go-forward reported results should be easier to understand. This resulted in reported revenue of negative $316 million for the quarter and negative $100 million for the full year.

という項目があり、通年での収益も-1億ドルというとんでもな内容が書いてあります。さて、その原因ですが、同じく「顧客のワラント権利により4億5600万ドルの費用が発生し悪影響を受けた」とも書いています。

これについては、大口の取引先であるアマゾンもしくはウォルマートがワラントの権利を行使したものと思われます(両方か?)。

正直ワラントの権利を行使したら収益がマイナスになる仕組みはよくわかりません。しかし、今回の決算で表面上の数字が爆裂してしまったのは、この件が大きいと言えるでしょう。

PLUGに過度に悲観的になる必要はないと考える理由

さて決算資料をよく見ていくと、売上高がマイナスというネガティブサプライズがあったものの、そこまで悲観的になる必要はない事がわかってきます。

これも決算書の1ページの最初にでかでかと書いている内容ですが、

Plug Power Reports $337 million in Gross Billings for 2020, Up 42.5% Year over Year
Announced Multiple Partnerships and Executed Strategic Acquisitions, Establishing Global Platform as a Green Hydrogen Solutions Company
Well Positioned to Leverage Industry Leadership and Capture Meaningful Share of in the $10T Hydrogen Economy

2020年の総請求額は3億3700万ドル(前年比+42.5%)という素晴らしい数字の伸びを示しています。また、将来の総請求額に対するガイダンスは、

・2021年 4億7500万ドル(2020年比+40.9%)
・2022年 7億5000万ドル(2020年比+122.6%)
・2024年 17億ドル(2020年比+404.4%)

という数字を掲げています。また、2021年の数字の内、既に93%以上が計画に含まれていると発表していますから、この数字は非常に堅いものだと推察できます。

PLUGはこれまでもガイダンスを引き上げてきた過去がありますので、相当にこの数字に自信があると思われます。

また計算が合っているかどうかはわかりませんが、今回のワラントに伴うマイナスが無かったと過程して計算するEPSは、

((当期純利益-476,168千ドル)-(ワラント分‐456,000千ドル))÷(発行済み株式総数425,358,903株)=EPS-0.05ドル

というのが成り立つ?わけで、2019年のEPSが-0.07ドルであったことを考えると、対前年では収益面では改善していることになります。

PLUGの最大の欠点は利益が出ない(赤字)という部分であり、このまま順調に売上を伸ばしていく事が出来れば、間違いなく数年内には黒字化する事が予想出来ます。

また、それを裏付ける様に、最近ではルノー、SKグループ、アクシオナといったグローバル企業と提携を進めています。特にSKグループからの出資や公募による資金調達により、手持ちの現金は潤沢にあり、将来に向けた投資を継続していく事を発表しています。

さらに気になる点として、このような内容も書いてありました。

Plug Power released the GenSure HP product in 2020, designed for large-scale backup power applications including data centers, energy storage systems, and microgrids. Manufacturing production of the GenSure HP product line commenced in December of 2020 to support 2021 customer activity. We continue our work with some of the largest data-center customers in the US with potential deployment in the second half of 2021.

要するに、2021年後半展開される可能性が高いとし、『米国最大のデータセンターの顧客向けの製品を生産している』とあります。

これはどこの事を言っているのでしょうか?マイクロソフト?グーグル?アマゾン?フェイスブック?アップル?とにかくとても期待を抱かせる内容です。

2021年もある程度売上に目途がたち、世界展開を進めながらグリーン水素の低価格化と供給体制を構築し、さらに足元の米国本土ではこういった動きがあることを踏まえると、将来性という意味ではとてつもないポテンシャルを秘めているような気がしてなりません。

今回の決算を受けて、表面上の数字を見て狼狽売りに動いた投資家さんは大勢いると思います。しかし、よくよく情報をとってみると、違った風景が見えてくるようです。

私には今回の暴落と言っていい株価下落は絶好の買場に見えて仕方がありません。確かに色々なリスクはありますが、それを踏まえても明らかに買いでしょう。

とまあ、株式投資の達人の方々には全くの的外れな事をツラツラ書いていると思う方もいるかもしれませんが、まあ投資は自己責任ですからwww少なくとも私は相当自信があります。

私は今回の決算を受けてますます買い進めたいと思いを強くしました。もっともっと売りが広がり株価が下がってくれたら、その分を買い増ししていきたいと思います。

※前回決算の記事です。

【20年3Q決算:プラグ・パワー】PLUG決算後に株価爆上げ!買い増しも決行

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