【政治】日本以上にアメリカは政治的リスクがあります

こんにちは。めーめーおじさんです。

現在16時間勤務を終えてブログを書いています。その間にダウは絶好調に上げていますね(400ドル上げ)。この要因については、対中貿易協議への進展期待から株が買われている状況があります。トランプ大統領曰く「非常に順調だった」と記者団に語ったことで市場で楽観的な観測が広がりました。

これまでの経験則ではこういった形で対中貿易摩擦の緊張緩和を図り、一時的な株高を演出してから対中協議がダメだったというトランプ大統領のツイートを通じて株価が下げる、というのを繰り返しているような気がします。

私のチェックリストに入っている企業では、「CAT(+5.29%)」「MMM(+3.48)」が大きく上げていますね(0:37現在)。この2つは中国での売上構成比が高い企業となっており、ここ最近では対中貿易協議の結果で株価が上に下にと大きく振り回されています。

MMMはもう少しで150ドル割れだったんですけどね・・・。流石にそこまで下がってきたら買いを入れたいなと考えていましたが、なかなか思うようにはいきませんね。

株価は政治家の一声で大きく影響する

何を当たり前のことを言っているんだと言われそうですが、米国株への投資を始めて特に強く感じるところです。トランプ大統領のツイート一つで株価は大きく振れますし、現在では米国大統領選に向けた民主党代表選も行われており、こんな記事も出ています(エリザベス・ウォーレンが世論調査で上昇するにつれバイオ株は買い機会)。

民主党候補のウォーレン氏とサンダース氏は色々と投資家に対してネガティブな政策を掲げていたりしますが、両名については医療制度改革を掲げており、こういった部分が株価へ反映していると言えます。特にサンダース氏は公約で「Medicare for All」の導入に際して、富裕税のによる財源確保を狙っています(ウォーレン氏も似たようなものですが)。

もう一人の有力候補であるバイデン氏は同制度導入については否定的なようですが、大統領選挙ではこういった内容が主要議題に挙がる事が多く、どちらにしてもヘルスケアセクターについては逆風が吹くことになります。

ちなみにサンダース氏は自身の事を「民主社会主義者」と呼んでいるみたいですね。この方が大統領になる事はないとは思いますが、万が一なってしまったら大変な事になりそうですね。

今はそんな状況でもありますので、対中貿易協議の行方も気にはなりますが、そちらにも大きく影響してくるであろう米国内政治についてはそれ以上に関心を持って情報をとるようにしています。

また、富裕税についても色々と議論されているみたいですね。それについては個人的には(他国のことなので)どうでもよかったりしますが、こんな意見もあるみたいですね(億万長者を禁止する?進歩的な民主党員が経済について理解していない)。

この記事では、富裕税を批判しつつもキャピタルゲイン税を提唱しているみたいですが、こういった動きにも目を向けていく必要はあるのかなと思います。

翻って日本はどうか。

日本の株式市場は米国市場に引きずられる事が多く、政治家による政策論争により株価が上下するシーンはあまりないような気がします。それはそれで健全で良いのかもしれませんが、良くも悪くも日本の政治家の貧弱さが表れているように思えてなりません。

そんなこんなで、とりあえず米国については政治的なリスクを抱えているセクターは、来年の選挙が終わるまでは落ち着かない展開が続きそうです。

対中貿易摩擦や、またタンカーにミサイル攻撃があったりと株価へ影響してくる事案が山ほどありますが、これら不確実性の高い事案をいちいち気にして投資をしていても疲れるだけですし、どっちに転ぶかわからない中での極端な投資もリスクが高いと思うので、こんな時こそ感情を殺して淡々と定期的な積立投資を行っていきます。

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