【PLUG】プラグ・パワー株価上昇の理由～英国で事業拡大～
めーめーおじさんです。
８月３日の株式市場では不人気？銘柄PLUG（プラグ・パワー）の株価が急上昇しました。これにより直近最高値の１０ドルに迫る…と言いたいですが、そこまでとはいかなくても+18％の株価上昇となりました。
株価爆上げの要因となったのはPLUGのこのニュースリリースによるものです。
『PLUG POWER BRINGS HYDROGEN FUEL CELLS TO LEADING UK SUPERMARKET RETAILER ASDA』
（プラグ・パワーが水素燃料電池を英国の大手スーパーマーケット「ASDA」にもたらされる）
この内容を要約すると、
・ASDAは30以上の配送センターを含む物流ネットワークを単独で運営しており、温室効果ガスの排出量削減に取り組んでいる
・PLUGはASDAへ複数のメリットを提供する
①充電・交換に必要な時間をなくす
→これにより生産性向上を図る
②（フォークリフト）バッテリー充電・交換ステーションを更にコンパクトにすることが出来る
→作業スペースの拡大
・サプライチェーンの革新をリードしてきた「ウォルマート」で実績を積み重ねたPLUGには選択される十分な理由がある
かなり内容を短縮しましたが、ざくっとこんな感じでした。そもそもASDAという英国のスーパーマーケットは、同国で業界３番手の大手だそうですね。
売上高で２兆円を超える規模ですから、相当物流に関しては投資を行ってきたはずです。もともとPLUGは米国の大手小売りと取引があり、その中の１つが世界No.1の小売企業ウォルマートなわけです。
ASDAは１９９９年にウォルマートの傘下になっていますので、ウォルマートの水素燃料への取組を見て、自社の事業方針に照らしPLUGの製品導入に至ったものだと考えられます。
以前、記事にしましたが、2020年６月に液体水素のメーカーと、電解層製造会社の２社を買収しました。
これらの買収により全ての燃料電池に関するものは内製化する事が出来たために、水素燃料導入に至るまでのパッケージ提案が可能となりました。このへんは他の同業他社にはない強みとなっていると言えます。
特に、これも何度も同じ内容を記事に書いてきましたが、PLUGは米国を代表する大手企業の物流施設で長年実績を積み上げてきており、今回もそれらが評価された形となっています。
新しい技術というのは信頼性という面で厳しいものがあり、市場を広げるにはコツコツ積上げた実績とそれに伴う信頼性が必要不可欠です。
PLUGにはそれがあるので、種蒔きの季節は終わり、これから芽が出てくるのをじっと待つ時期に来たのではないかと感じています。
黒字化も時間の問題か
毎回PLUGに批判的な記事を書くモトリーフールをはじめ、同社の一番の問題点はやはり万年赤字企業だということです。
やはり利益を上げられてこそ永続出来るわけですから、これらの批判は当然のことと言えるでしょう。
しかしその一方で、ここ最近の傾向として特に感じるのが「水素社会を感じさせるニュース」が増えてきたという事です。
また、これまでPLUGの記事を書いても全くPVが伸びなかったのですが、ここ最近の反応が少し変わってきた事に風向きの変化を感じています。
投資家界隈のインフルエンサーも大々的に紹介していましたし、個人的にはそれよりも前にコツコツ本ブログで取り上げていたので嬉しくなったりしています。
まああまり他人の意見は聞いても参考にはしないようにしていますので、だから何という感じもしますが、着実に事業を拡大し時代も追い風が吹いていますので、長期目線で考えた時には今からコツコツ買い増しをしていきたい銘柄と考えています。
世の中はテスラのようなEV企業が注目されていますが、個人的にはその先の水素に賭けたいと思います。
現在のアマゾンが８ドル前後の株価の時があったように、PLUGも「一般投資家が手を出せない株価」まで上がってくれる日がきたら夢がありますね。
とりあえず８月６日が四半期決算発表となりますので、ここをどう乗り越えてくるかに注目ですね。
とにかくボラタイルな銘柄なので、株式の価値が0になっても良い様に、自分のお小遣いでコツコツ積立てていきます。
