【英国】合意なき離脱まで残り10日

こんにちは。めーめーおじさんです。

先日、英国ジョンソン首相が欧州連合と合意した離脱案について、英国議会は内容を確認するために時間がかかるとして採決を先送りしました。

英国議会が離脱案を承認しなかった場合には、ジョンソン首相は法律によりEUへ離脱延期を要請しなければいけないとなっています。

そこでジョンソン首相がとった行動はEUへ送る離脱延期を要請する書簡を署名せずに送付し、別に送った書簡に延期を望まない旨を表明した書簡に署名入りで送付したとのことです。

英国のバロウ駐EU大使は今回の件を受けて、離脱延期を要請する書簡は法律に従うために送っただけと言っているそうですね。

いよいよタイムリミットが迫ってきていますね

何となく英国議会・EU・ジョンソン首相のチキンレースの様相になっていましたね。EU側としては出来る限り英国に留まってほしいと考えているでしょうし、他の加盟国への見せしめとして離脱は容易ではなく相当なダメージを受けるという事を見せつけたいでしょうね。

ジョンソン首相としては離脱前提として出来る限り好条件を引き出そうと動くでしょう。ここまで引っ張っといて離脱延期となってしまえばかなり拍子抜けです。

そして何より無責任なのは議会ですね。何も決められない議会など存在意義すらないですね。まあこの辺は日本も自省が必要な部分ですが。

よく政治家のレベルは国民のレベルを表すと言いますが、日本も一時的に自民党に辟易していたところに民主党がぽっと出てきて大変な事になりましたし、最終的には国民が責任をとることになりますので、どんな結果になろうが正直しょうがないですね。

しかし、国民全員が賢いなんて事はあり得ないので、こういった政治的決断が必要な事案は国民投票なんかで決断と責任を国民に負わせるなんてことをするから…と言ってももう遅いですね。

残り10日しかありませんがどういった展開になるのか海の向こうから興味深く見つめていきたいと思います。

しつこいですが投資家にとってはチャンス到来ですね

このまま合意なき離脱へ突き進んでくれれば、一時的な混乱は避けられません。英国という国は腐ってもGDP世界5位、世界のGDPの4%を占める経済大国です。また、世界的な大企業もありますし、製薬業界に至っては医薬品研究開発シェア世界3位、国内には石炭・天然ガス・原油と天然資源にはかなり恵まれています。通貨ポンドはドル・ユーロに次ぐ準備通貨です。

今回のプレグジットで大打撃を受けそうなのはGDPの約78%を占めるサービス部門ですが、それ以外の産業に関しては一時的な株価暴落局面があったとしても、急激なポンド安に振れると思いますので、ユニリーバやBTIのような優良グローバル企業は絶好の買い場になる可能性がありますね。

先日書いた記事でも触れましたが、私みたいな弱小投資家がそうやって考えているぐらいですから、思ったような展開にはならない気もしますが、BTIに関してはガツンと下げる展開であれば大きく買っていきたいですね。唯でさえ配当利回りが7.6%ありますし、いくら不人気株のたばこ銘柄とはいえ安定的なキャッシュフローは変わりないでしょうし、急激なポンド安は業績上振れ要因になりえると思いますし、高配当銘柄として物凄い期待しています。

このような展開による購入をする事が出来なければ今後投資する事はないでしょうね。それならばMOで十分だからです。

さてどうなる事やら・・・。

 

※プレグジット問題を知る上で英国の事を勉強していましたが、英国の歴史は結構複雑なんですね。この辺は軽々しく語らない方が良いかなと思いました。

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