【女性管理職】昇進・昇格が幸せとは限らない

2020年2月18日

めーめーおじさんです。

この時期の会社員の方々はそわそわしている方が結構いるのではないでしょうか？私が外勤でいた時も、他社の営業マンと「取引先のＡさんはどこに異動になりそうだ」「お世話になってたＢさんが担当が代わりそうだ」などという話が出ておりました。

そして、現在はというとそれなりの立場となってしまいましたので、部下の昇進・昇格も含めた異動の話が出てくるのですが、ある女性部下Ｃさんのお話をしたいと思います。

価値観は人それぞれと今更気づく

これまで私の職場では男性優位の環境でした。今でこそそうでもありませんが、出世に関しては皆さんガツガツしていたような気がします。そんな環境で10年以上前の職場では女性社員は１人しかいませんでした。

それが会社の方針として優秀な女性社員の比率をもっと上げたいとの事で、ここ数年で一気に増えていき、職場全体の比率は「男：女＝6：4」ぐらいの比率になってきています。

私のチームには10人中３人しか男がいない程、男女比率は変わっています。昔とは隔世の感がありますね。

そんな中で私のチームで最も優秀な女性部下Ｃさんですが、これまでの努力と成果を認められて昇進・昇格・本社栄転の話が出ています。

私自身、これまでに成果に対して男女差別はしたことはありませんししたくありませんので、しっかり査定を行った上で昇進・昇格がスムーズに行くように関係するセクションに根回しを行っていました。

そしていざ本人（Ｃさん）に昇進・昇格を伝えようと呼び出し本人と２者面談を行った際に言われてしまいました・・・、

「私は偉くなりたくありません。転勤もしたくありません。」

っと・・・。話をよくよく聞いていると、これまで通りの立場で働きたい、給料が増えるのは嬉しいがそれ以上に役職(責任)は負いたくない、転勤したくないしお断りしますと。

私はこれからの会社にＣさんのような管理職が必要だ、今は女性管理職の比率は少なくて大変な思いをするかもしれないが後輩のためにも頑張ってもらえないか、私自身は男女関係なしに優秀で結果を出した人間に報いてあげたいという意思を明確に伝えました。

しかし、彼女の想いは変わらないそうです。そしてこうも言っていました。

「そこまで管理職になってまでバリバリ働きたいと思っている女性って世の中そこまでいませんよ」

と・・・。これまでの私は、同じ時間働くなら給料を貰えるだけ貰いたい、自分が思い描く職場環境にしていくためには自分がさっさと偉くなってしまった方が早いから出世したいと考え頑張ってきましたし、そうしてきました。

Ｃさんに関しても可能な限り良い査定を付けて、給料を増やしもっと裁量を与えて自由に仕事をさせたいと考えていましたが、全く真逆の答えが返ってきたのには驚きました。

お金だけが全てではないとはいえ・・・皆さんはどうしているんでしょう？

我々は会社に対して労働の対価で報酬を得ているわけですから、色々な価値観があるのはわかるのですが、結局は「金」が全てだと思っています。金があればやれることも広がりますし、特に投資を行う上では所得を上げて入金力を上げる事がサラリーマン投資家の肝になる部分だと思うのですがね（Ｃさんも投資信託のほったらかし投資家だったりします）。

世間一般では男女共同参画が謳われ、会社によっては女性管理職の割合を○○％に引き上げるといった目標を公表するところもあります。

しかし、私の職場では（あくまで主観ですが）高卒の女性社員は口を揃えて専業主婦に憧れており、20代後半ぐらいには結婚して寿退社を夢見ている子が多い気がします。

大卒総合職の女性社員も、Ｃさんを筆頭にみな優秀で頑張ってくれていますが、Ｃさん曰くみんな出世に興味がないそうです。

無理やりＣさんの意思に反して昇格させて会社を辞められても困るので、彼女には「Ｃさんの一番働きやす環境で今後も働いてもらうね」と話していますが、果たしてそれが良いのか悪いのか・・・。悩みは尽きません。