【BE】ブルームエナジーが大暴騰！水素は着実にきている
めーめーおじさんです。
保有銘柄であるPLUG（プラグパワー）のライバル企業となるBE（ブルームエナジー）ですが、韓国の財閥企業SKグループを構成するSK建設という会社とパートナーシップを結んだと言うニュースリリースを受けて、株価は前日比で+30％を超える大暴騰となりました。
株価チャートを見ると瞬間移動したかのようなチャートを描いていますｗ物凄い勢いですね。私はノンホルダーですが、ホルダーの方が非常に羨ましく感じます。
肝心のニュースリリースですが以下にいつも通りリンクを貼り付けておきます。
要約すると、
・3年間で最低45億ドルの機器、サービス契約を結んだ
・BEとSK建設の2社で米国、韓国にイノベーションセンターを設立する
・SK建設がBEに1株25.5ドルで1000万株の転換優先株式を取得する
・SK建設は実勢株価の15％プレミアムがついた普通株式を1100万株を追加取得出来るオプションを持つ
といった内容です。SK建設といえば、2018年にラオスで建設中のダムが決壊し大災害を引き起こした会社という事しか私は知りませんが、SKグループといえば韓国でも指折りの財閥企業としても知られています。
PLUGについても、このSKグループと提携関係にありますから、如何にこの企業、そして韓国という国自体が相当水素関連産業に力が入っているかがわかります。
BEも例に漏れず赤字企業となっていますから、今回のパートナーシップは非常に大きな意味を持ちます。財務も安定しますし、一定の売上を見込める収益源を得たことで、将来的な市場の拡大と黒字化に向けた道筋が得られたわけですから。
まあ実際にどこまで収益に寄与するのかは蓋を開けてみないとわからないというのはありますが、どちらにせよ水素経済の裾野が拡大していくのは非常に業界全体にとって良い事なのは間違いありません。
ちなみに、水素燃料電池の会社は複数社あるわけですが、各社ともに得意とする分野があるわけです。それは使用する電解質の種類が違う事による燃料電池の方式に違いがあるわけですが、PLUGについては固体高分子形燃料電池が主力となります。
私も専門分野ではないので詳細は省きますが、メリットとして挙げられるのは、運転温度が低く室温での稼働が可能、また小型軽量化が比較的容易で、携帯機器（ドローンなど含む）、燃料電池車への応用が期待できる反面、発電効率が悪く、耐久性向上とコスト低減が課題となっています。
BEについては、固体酸化物形燃料電池を得意とし、燃料電池としては高い発電効率と燃料利用率を誇り、日本の一般家庭でも普及が進むエネファームもこの方式がとられています。
2020年にはソフトバンクグループとBEが出資割合50：50で立ち上げたBloom Energy Japanという会社が、横浜市役所に同社の燃料電池発電システムを設置しています。
他の方式と違い、天然ガスなどでも発電出来る事から、万が一に備えたバックアップ電源として優れており、データセンターなどでの活用が目立ちます。
こちらの方式自体も、今後市場拡大が見込まれていますので、市場拡大に伴い最も課題となるコスト面についても普及に伴い低減していくのではないかと考えています。
さて、BEについては今後楽しみな感じとなってきたものの、個人的には投資を行おうという気はあまり起こりません。
やはり、この先を見据えた場合に「グリーン水素」関連で勝者はどこの企業になる可能性が高いか？という部分に注目したいと考えているからです。
現段階ではコスト高という非常に大きな課題を抱えているわけですが、真のエコは何かという部分で考えた時に、その分野に投資を継続的に力強くスピーディーに実行しているPLUGが一番良いのかなというのが個人的な考えです。
別にBEがダメとか言っているわけでもなくて、PLUGより素晴らしい企業を今後見つけるかもしれません。しかし、ゼロカーボンを目指すうえでグリーン水素というキーワードは避けては通れないと考えているので、将来のトッププレイヤーになる可能性が高いとPLUGへ賭けているわけです。
この判断が報われるかどうかはわかりませんが、少なくとも今回のBEのニュースにしても、水素経済の広がりを感じさせるわけですから、そういった分野へ大きく個人資金を投資している私としては期待せずにはいられません。
こういったニュースが出てくるとワクワクしますね。とてもこの先が楽しみです。
