深刻な状態のKOPNをどうしていこうか?

めーめーおじさんです。

保有銘柄で大きく含み損を抱えている銘柄が2つありまして、実に損益率-80%以上を達成しているわけです。その中にKOPN(コーピン)という会社へ投資を行ってきたわけですが、米国株ブームと金融緩和の影響もあり、いわゆるミーム株として名を馳せた銘柄として記憶している米国株投資家も多い事でしょう。

私としては、実態が軍需企業だったわけですが、その技術を生かしてVRなどの仮想空間への民生用デバイス向け部品メーカーとして成長してくれると嬉しいなあと考え投資を行いました。

当時から財務状態は悪くハイリスクな投資となりそうだったので、自分のお小遣い貯金から資金を拠出したわけですが、その後株価は大暴落。大きな含み損を抱えたまま今に至ると言うわけです。

一時は10ドルを超える株価だったわけですが、今では見る影もありません。私も取得単価8ドルですから相当な感じではありますが、将来のきたるべき時のためにと思い握力全開ホールドをしてきたわけではありますが、ここ最近のニュースリリースを見ているとどうしたものかと考える様になってきました。

私の本ブログについても更新が途切れ途切れで決算内容をまとめきれていないわけですが、昨年11月1日に発表された第3四半期の内容をみていると、どうも厳しそうだなあと感じていたところに、一部事業のスピンアウトとリストラ策が今年に入って発表されるに至ります。

少し話は戻りますが、私は保有するPLUGやMQのような赤字経営の企業へ投資を躊躇いません。なぜなら将来的に大きな成長の果実をもたらしてくれるならば短期的な株価の動きに一喜一憂する必要がないと考えているからです。

しかし、KOPNについてはここ数年ホールドしてきましたが、これらの企業と決定的に違うのは大きな売上伸長がないという部分なんですね。

まあそれでも高い技術力があればなんとかやっていけるだろうと考えていましたが、その考えも甘かったのではないか?と自問自答しているわけです。

何が問題かというと、売上に占める原価率が高すぎなんですね。売上は8254万ドル(前比+25%)と高伸長なわけですが、それに占める原価率が実に96%という数字となっています。

KOPNという会社はファブレスメーカーですから、通常のメーカーよりも利益が出やすい構造であるはずにも関わらず前年よりも約20%の悪化ですからかなり致命的な状況となっているのではないか?と考えています。

そこにスピンアウトの話と、もと会長が新会社の社長に就任するわけですから、ちょっとKOPNという会社自体がそろそろやばい状況になっているのか?それとも次なる成長に向けた布石となっているのか?そこを次回決算で見極めたいと思います。

確かに決算資料にも書いていましたが、ベンダーからサプライチェーンに関連する品質問題、それに起因する100万ドルの保証金が発生したとありましたから、それにしてもこの稼がなさはちょっと異常ですね。

相変わらず赤字を補填するためにATMで運転資金を捻出していますし、株主価値を落とし続けながらこの状況であれば少し厳しいですね。

もっと早く損切すれば良かったと言えばそれまでですが、私自身は上述したようにVR・AR分野への可能性に賭けて投資を行ってきたという一応の理由があり、それがどうだったというのは抜きにしても、判断基準として売りではなかったので致し方ないとも割り切っています。

今後もホールド継続なのか、それとも損切し爆損切りとなるのかはもう少しで結論を出す事となりますが、まあそれはそれで致し方ないと諦めて前向きにサラリーマンやって労働収入を上げていくしかないと思いますねw

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