【BTC】仮想通貨は安全資産になり得るのか?

めーめーおじさんです。

※本記事は22:00頃に執筆しています。

今夜からサマータイムということで、米国株式市場は22:30からいよいよ取引きが開始されますね。昼間は日本市場は大荒れでついに日経平均2万円を割ってきました。

そしてついに米国先物市場でサーキットブレーカーが発動されるという事態に、大暴落の予感がしてワクワクが止まりませんwww

さて、そんな嵐吹き荒れる相場に振り回されないように、下落耐性を持たせたアセットアロケーションをしっかり組んでいらっしゃる投資家の方々もいるかと思います。

恐らく組み入れているのは金もしくは債券なのではないでしょうか。こういった安全資産と言われるアセットクラスを組み入れる理由は、株式と逆相関関係にあるからだと思います。要するに株式市場が下げている中で、逆に価格が上昇する銘柄ということですね。

個人的には投資を始めたばかりで資産運用額が少ない方(自分もその一人)は、そもそも安全資産を持つ必要がないと考えています。それは、過去を振り返ると株式が最もリターンが高いからです。

よっぽど間違った銘柄選定をしなければ、長期的な目線で見てある程度のリターンは得られることがわかっています。

しかし、今回の株式市場の暴落で投資家の諸先輩方が、リターンが長期的に見て低いであろう安全資産をなぜ持つのかをまざまざと思い知らされました。

個々人の状況により考え方は変わると思いますが、私自身将来的に運用資産額が大きくなってきた場合は、そういった安全資産を一定割合保有するという選択も視野にいれなくてはいけないかなと感じました。

仮想通貨は安全資産になり得るのか?

著名な個人投資家をはじめ、仮想通貨を薦める投資家の方々がいます。その中で、「仮想通貨=ビットコイン=デジタルゴールド」という表現を使用し、現物資産のゴールドと同じような印象を与えるような表現が散見されます。

そこで今回の暴落局面でゴールドと同じような動きで安全資産としての役割を果たしているのかを確認したいと思います。

※VOO(S&P500)6カ月チャート
※BND(米国債ETF)6カ月チャート
※GLD(金ETF)6カ月チャート
※ビットコイン6カ月チャート

上に4つのチャートを張り付けておきました。とりあえずビットコインのボラタリティの激しさが目につきます。S&P500の急落時にしっかり価値が上昇しているBND、GLDと比較すると、ぱっと見た感じで既に全く逆相関を示していませんwww

むしろ一緒に相場が下落しちゃっていますね。これだと、米国株をメインに据えている場合、安全資産として見込んでアセットに組み込んでしまうと、一緒に仲良く下落し資産を大きく目減りさせてしまう可能性が高いと感じます。

過去のリターンを見ると、ビットコインはどのアセットクラスよりも圧倒的なリターンを叩き出してきた実績はありますが、安全資産としての機能に期待して組み込んでしまうと痛い目を見る可能性が非常に高いと言えます。

個人的に仮想通貨に対しては、そもそもハッキングされて大事な資産が盗まれてしまうリスクがあるだけでも、安全資産に向かない極めてリスクの高い投機商品という認識でいます。

企業活動を通じて生み出された利益の分け前の一部を享受できる株式と違い、それ以外のアセットクラスはそもそもそれ自体の需要と供給により価値が決まっているだけであって、自ら価値を生み出しているわけではないですから必然的に投機となってしまうのだと思います。

決してそういった事がだめだと言いたいわけではなく、あたかも金と印象を結び付ける事で安全っぽい感じがすることにより、本来の期待したい効果を得られない事により、こんなはずじゃなかったとならないようによく考えて保有をした方が良いと考えます。

少なくとも、仮想”通貨”を名乗るぐらいなら、気軽にどこでも使用できるようにしてもらわないと、投機の枠を超えないと思います。

今後、国・中央銀行自体がデジタル通貨を発行するようになった場合、今ある仮想通貨の存在価値は非常に限定されたものとなりそうな気がしていますがどうなんでしょうか。

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