【イラン】日経平均反落に対するメディアの煽り
めーめーおじさんです。
いよいよ中東情勢がきな臭くなってきました。イランが米国による同国司令官殺害に対する報復攻撃を行いました。
米国防総省は、10数発の弾道ミサイルが発射され、米軍が駐留するイラクのアサド空軍基地とアルビル基地に着弾したと発表しました。
イラン最高指導者ハメネイ師は「アメリカに平手打ちを食らわせた」と言い、トランプ大統領は日本時間8日夜に声明を出すと発表しました。
ここで気になるメディアの反応
・日本経済新聞
「日経平均株価、一時600超下落 原油・金の価格急伸」
・朝日新聞
「日経平均、一時600円超安 イランの米軍基地攻撃受け」
・NHK(NEWS WEB)
「日経平均一時500円以上下落 米軍基地攻撃受け」
・讀賣新聞
「日経平均終値、370円安…中東情勢への懸念拡大」
いつも大変お世話になっているグーグルで「日経平均」と検索してくるニュースには、こんな感じで大手メディアの見出しが出てきます。
結局は日経平均は終値23,204円(▲370円、▲1.57%)で取引を終えました。さて、毎回思うのですが、昨年の下落局面もそうなのですが個人的には「率」で見た時には、たった▲1.57%なんですね。
私の感覚がおかしいのでしょうか・・・。金額で大きく〇〇〇下落!なんて記事が出てきたら注目しますし、やばいなって感じで気持ちが煽られますが、冷静に考えたらたった▲1.57%なんです(繰り返しました)。
そんなに問題なのかと考えてしまいます。
あまり相場に悲観的にならなくて良いのではと思いますがいかがでしょう
個人的には、イランと米国では国力に大きく差がありすぎますし、大統領選挙でリスク要因となりえる大規模軍事行動をトランプ大統領がとる可能性は少ないと考えています。
特に米国自身は、中東自体は遠く離れていますし自国で原油を賄える事から、中東で大きな混乱が起きようがほとんど影響ないのではないでしょうか。
以下、Bloombergの記事からの抜粋です。
【イラン革命、湾岸危機、イラク戦争、イスラエルのレバノン空爆、アラブの春という5つの大きな中東情勢イベント時に、前月末の米S&P500種株価指数に対して3か月後に下落したのは湾岸危機だけで、他の4回はプラス圏だった。6カ月後では、湾岸危機でさえ小幅なマイナスにとどまったという。シェール革命以前でさえイベントの影響が大きくなかった経緯から、「良い買い場が来た」と松波氏はみている】
まさにこれだ!っと思った記事でした。たしかに日本は中東に対する原油輸入の依存度が高いのですから、今後の中東情勢に敏感にならざる得ないのもわからないでもないですが、米国株へ投資している身としてはあまり気にしてもしょうがないかなと。
特に長期投資家に関しては全く気にする必要がない出来事だと思っています。
それよりもこれから発表になるADP雇用者などの重要な経済指標に注視していた方がよっぽど大切だと思うのですが、ベテラン投資家さんたちはどのように動いているんでしょうかね。
投資は結果論で何とでも言える
今夜トランプ大統領が出す声明で株価は上下するんだと思います。内容がネガティブであれば「中東情勢を受けたリスク回避による下落~」でしょうし、ポジティブであれば「緊張緩和による安心感から株が買われ~」と言われるんだと思います。
長期投資家にとって今回の出来事はさざ波だと思って、ルールに従って淡々と買い増しするだけですね。
株価が下落すれば絶好の買場、上がれば資産増えてラッキーみたいなメンタルでいいんじゃないでしょうか。
あまりメディアの情報に踊らされることなく、嘘がつけない経済指標(数字)だけを見て自分で判断していく事が重要だなあと感じた今日でした。
さて、本ブログが公開される明日の朝にはどんな結果になっていることか。とりあえず寝ます。
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